「アイリッシュセッター」を出来る限り再現した今回の復刻モデル、「9871」クラシックワーク ラウンドトゥ ブーツ ゴールドラセットセコイア 。
「アイリッシュセッター」は1950年、レッド・ウィング社の新たなハンティング・ブーツのシリーズとして生まれました。セコイアの樹皮を使ってなめした、オレンジのトーンを帯びた革、オロ・ラセット。
レザーが猟犬アイリッシュセッターの毛色に似ていた事がその名の由来です。
しかし1990年代爆発的な人気の中、ブランド戦略により、「アイリッシュ・セッター」の名を「レッド・ウィング」ブランドのワークブーツに使うのをとりやめることとなりました。
3年前、日本市場からの要望を受けて、現在のライフスタイル市場に向けて、日本が望む形で「アイリッシュセッター」を呼び戻す事が決まり、プロジェクトがスタートしました。待ち望まれていた事だけに、単に現行商品のレザーを変えて「アイリッシュセッター」タグを縫い付けるに留まらず、「アイリッシュセッター」が再び生まれる意味が見直され、その誕生当時である1950年代のディテールをできるかぎり再現する事が決められました。
商品化には思いのほか時間がかかりました。当時とは比べられない位厳しい現代の環境保護基準に適応した革なめし方法で、当時のレザーを再現するため、タンナーでは多くのサンプルなめしが繰り返されました。
また、当時のディテールを施すため、現在は使われなくなった当時の機械をメンテナンスするため、すでに退職した職人を呼び寄せました。
こうして、ゴールド・ラセット・"セコイア"という名のレザーで、6インチ・モック・トゥー、6インチ・ラウンド・トゥー、9インチ・ペコスの三つの型が作られました。
「アイリッシュセッター」が誕生して間もない、1950年代。その時代のたたずましを色濃く残して、当時と同じアメリカの工場で、当時と変わらぬ製法で、2011年、再び登場しましました。
箱も当時のものを再現。
初回のみ専用のレザーシューレースが付いてきます。
Made in USA
素材:
甲革:天然皮革(ゴールド・ラセット「セコイア」)