2024年の干支である龍に因み、数あるヴィンテージスカジャンの中から選り抜いた龍の刺繍を復刻する辰年コレクション。
表面は身頃も袖下も黒で統一されたブラック単色のボディに白を基調とした色糸で描き出される鷲の絵柄。1950年代中期のヴィンテージをもとに、翼を広げて松の木から飛び立とうとする鷲を針足を駆使して立体的かつ躍動感あふれる刺繍で描写している。鷲のクチバシや鉤爪にはイエローの色糸を使い、リブにもイエローのラインを入れ、全体を黒・白・黄色の3色で構成している洗練された作品。
リバーシブル面は富士山を背景に色鮮やかな色糸で描かれた金龍の絵柄。一見すると黄色は1色のみに見えるが、実は龍のイエローと雲のイエローは色味の異なる刺繍糸であり、黄色の濃淡のグラデーションで複数の色糸を使い分けている。これはヴィンテージに準じた仕様で、上部に入るTokyo Japanの文字も非常に珍しい。背中の龍に加え、胸の鷲と虎でスカジャンの三大モチーフが揃う贅沢な一着。
スーベニアジャケットのなかで最もスタンダードな両面にアセテート生地を使ったリバーシブルタイプ。戦後当時のスカジャンには、シルクに似た高級感を持つ物資統制外品目のアセテートが使われていた。中綿がないため季節を問わず着用でき、独特なドレープ感も魅力といえる。
サイズ:M